液晶看板の利用の仕方について考える

液晶看板とは、お店の商品棚についているCMが流れる小さなテレビや、自動販売機についているモニターや、お店の前にある液晶テレビなど、これらを、全て液晶看板といいます。モニターを使って、情報や広告、案内を表示するものを電子看板デジタルサイネージと言います。いま、その効果や利便性、表示機の低価格化が進み、急速にひろまりつつあり、テレビや新聞、インターネット広告を上回る巨大な広告媒体となることが予想されています。いままで、屋外のモニターといえば、駅などに備え付けの大型スクリーンや駅構内にある大きなサイズがほとんどでした。大きく目立つ存在で、CMやおしゃれで動きのある動画が流れ、新しい広告として活用されています。しかし、これからは、電子がもつ、すぐに変更でき、新しい情報を伝えることができるという利点が生かされ、商業施設や公共施設などでの利用が進みつつあります。いままでの看板よりも音や動きで、注意を集めることができ、雨が降った、今日はお客さんが少ない、急遽セールを行いたいといった、新しく新鮮な情報を、すぐに伝えることができるようになりました。液晶では、お店の人が自分で動く看板動画を作成することができるので、その日その時間にあわせた新鮮な情報を作り、放映することができます。

価格については、屋外型のものは日光、防水性、防犯性、液晶の明るさの問題、高温耐性など様々な問題があり、高価な商品が多いです。数百万円するものも珍しくありません。一方、屋内型は基本的には、上記問題が少ないため費用を抑えて設置することができます。例えば、あまっているパソコンや中古のパソコンなどがあればそれを電子にすることができます。また、デジタルフォトフレームを利用する人も多くなってきています。デジタルフォトフレームは、その名の通り、デジタルカメラで撮影した写真を表示するためのもので、動画を表示できるものもあります。費用の面では、表示する機器の費用、通信費、ソフトウェアの費用、コンテンツを製作するのにかかる費用などが大きな部分です。一番重要なのは買ったあとに電子看板を有効利用できるかですので、費用も運用まで考えての検討が必要です。費用対効果も、運用のしかた次第だと思います。規模に任せた広告とは違い、店頭のPOPやポスターに近いものです。有効な情報が発信できているか、相手にあった情報が常に発信できているかで大きく異なると思いますし、向き不向きがあります。費用対効果を考えるならば、まずは低価格で導入、運用し、成功モデルを作ることが大切です。